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このブログでは、劇場公開時に観た映画、DVD、オンデマンド動画などの映像作品を中心に、音楽の新譜/旧譜、スポーツなどエンターテインメント全般について、複数ライターが極私的な見解を書いています。
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キック・アス(KICK ASS)



最高に面白くてこれぞ娯楽映画!というアメリカン・アクションムービーの大傑作「キック・アス」!

しかし、暴力表現をメジャー製作会社に嫌われマシュー・ヴォーン監督が製作費を調達した自主映画というくくりのせいか、日本の公開館数や劇場の規模や宣伝に関してはまことに寂しい状況から始まっている。『ツーリスト』みたいな糞映画はジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの二枚看板で大規模公開するんだろうなー…。

製作会社はブラッド・ピットのプランBエンターテインメント、原作はアンジェリーナ・ジョリーが主演を務めた『ウォンテッド』の作者マーク・ミラーとジョン・ロミータ・Jrの同名コミック、監督のマシュー・ヴォーンは『スナッチ』の製作者でもあるので、ほどんどがブラピに絡む人脈で出来上がっている。これが結果的には本作がケレン味たっぷりの映画らしい映画に仕上がった原動力かもしれない。

ヒーローになりたいオタクの学生がリアルにヒーローを目指すというストーリーや、おバカもここに極まれりといったコスチュームから内容を想像すると完全に裏切られる。弾丸や刃物が入り乱れ血が吹き上がりガンガン人が死にまくるベリーハードな戦闘シーンの連続! 今までのアメコミ原作のヒーロー物とは違い、タランティーノばりの激烈な暴力表現が随所に見られ、イメージより相当ハードなアクション映画に仕上がっている。明らかにキル・ビルを下敷きにしている部分もあるが、さまざまな映画手法をオマージュし傑作怪作を作り続けてきたタランティーノが、もはやオマージュされる側になったということだろう。当のタランティーノ自身も本作を2010年ベストムービーの11位に選出している。

音楽も素晴らしく、プロディジーやプライマル・スクリームのようなエッジの立ったロックから西部劇を思わせる(これまたタランティーノ風だが)エンニオ・モリコーネまで、サウンドと絶妙にシンクロした見事な演出がほどこされていて、各シークエンスの立体的な表現に成功している。

ストーリーはそもそもがありえない荒唐無稽な空想を下敷きにしているのだが、それを一切不合理に感じさせない力技でねじ伏せ最後まで観客を魅了し続ける制作陣や役者の能力の高さには、ただただ圧倒される。本来であればこの手の”漫画そのもの”のようなプロットは、日本が先頭を切って切り開いてきた分野であるにもかかわらず、いざ本気で作るとなると言い訳ばかりが目に付く最低最悪の作品しか作れない状況は、寂しさを通り越して日本映画製作関係者全員一回死ね!とまで思う次第である。

出演者はニコラス・ケイジやマーク・ストロングといった安定感のあるベテランをどっしりと対抗馬に据え、ジョン・レノン役でブレイクしたアーロン・ジョンソン(キック・アス)、話題沸騰のクロエ・グレース・モレッツ(ヒット・ガール)、悪のヒーローに扮するクリストファー・ミンツ=プラッセ(レッド・ミスト)、キック・アスの恋人にはテレビドラマでおなじみのリンジー・フォンセカ(ケイティ)など、若手も存分に個性を発揮している。特にヒットガールはスーパーキャラとしてハリウッド映画に新たな歴史を刻んだ感がある。11歳(撮影当時)のパーフェクトアサシンの活躍ぶりは、とにかく映画館のでかいスクリーンで体験して欲しい。アクション映画好きなら観るのが義務! なんならオレが映画代払ってもいいからぜひ劇場に足を運んでください!と言いたくなるほど、ヒットガールは素晴らしい。刃物の使い方、銃の扱い、オヤジとキック・アスを助けにくるときの切迫感、最後の殴りこみでの度肝を抜くアクション、どれをとっても満足度120%!

【以降ネタバレ】
すべてをやり遂げたヒットガールの通学シーンの爽快感はひとしおだが、これは完全に続編ありの色気たっぷり。監督はぜひやりたいらしいが、まだ正式なアナウンスはない。メジャーが手を出しにくい作品であることは変わらないので、資金的な問題をクリアする必要があるのかもしれない。

<Raiting>
アクション娯楽映画の決定版!映画製作陣の圧倒的な創作意欲を感じる。デートムービーじゃないけど、男女問わず映画好きなら楽しめること間違いなし。学校生活や友達の描写も楽しいし、ギャグも豊富だし、笑って手に汗握って拍手して、存分に堪能してほしい。


<Trailer>


あー
テーマ:映画館で観た映画
キック・アス@ぴあ映画生活

評価:
Henry Jackman,Ilan Eshkeri,John Murphy,Marius De Vries
Universal Import
¥ 709
(2010-03-30)

評価:
マーク・ミラー
小学館集英社プロダクション
¥ 2,310
(2010-11-19)


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