calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>

Profile

hagacube
管理人:hagacube
このブログでは、劇場公開時に観た映画、DVD、オンデマンド動画などの映像作品を中心に、音楽の新譜/旧譜、スポーツなどエンターテインメント全般について、複数ライターが極私的な見解を書いています。
◆Twitterはこちら⇒ hagacubeをフォローしましょう

selected entries

categories

archives

Ranking

        

recent comment

recent trackback

すいかエンタ!について。

記事にはネタバレを含むものもありますので、未見の作品や各スポーツなどについて、先に結果などを知りたくない方はご注意ください。

当ブログの運営はSuika Cube Inc.が行っています。
■自由な発想でデジタルコンテンツをプロデュース | Suika Cube Inc.

映画秘宝2010年映画ランキング

キネマ旬報2010年映画ランキングに続き、映画秘宝のベスト10、ワースト10をあわせてご紹介。

【映画秘宝2010年映画ベスト10】

■1位:キック・アス
記事「キック・アス」を参照。
個人的ランキングでもいまのところブッチギリの1位!とにかく娯楽作品としては申し分のないデキ。想像を越えるハードなアクション、痛快なストーリー、萌え要素などなど、すべてをひっくるめて最高の逸品。ヒット・ガールという副産物がとてつもないギフト!

■2位:第9地区
これぞ低予算映画のお手本のような作品。単発アイデアでもそれがめちゃめちゃ面白ければここまで素晴らしい映画になる!という、映画人すべてが見習うべき作品。宇宙人が輝かしい人類の未来を想像させる存在ではなく、粗暴さと気味悪い容姿ゆえにゲットーに押し込められているという基本プロットだけで勝ち! SFアクション映画の形を借りた、”けして消えぬアイデンティティー”を描いたヒューマンドラマ。

■3位:十三人の刺客
2010年の邦画の中ではほとんどのメディア、評論家から好評を得た三池監督による時代劇。暴虐を繰り返す明石藩主松平斉韶を演じた稲垣吾郎の怪演も評価を得た。広大な宿場町と斬新な殺陣が見所。

■4位:インセプション
記事「インセプション」を参照。
夢の中で見る夢の中の夢の中の…。めんどくさくて複雑なストーリをなんとか娯楽作品にまとめただけでもクリストファー・ノーラン監督の力量が十分に示されている。ラストの謎解きも含めて楽しめた作品。エレン・ペイジの魅力がちょっと薄いのが個人的には残念だが、映像、展開ともに一級のデキ。

■5位:ぼくのエリ 200歳の少女
記事「ぼくのエリ 200歳の少女」を参照。
バンパイヤ物が当たっている昨今の映画界だが、そのなかでも特異なスウェーデン映画。引っ越してきた女の子が実は不死身のバンパイヤだった、というとロマンティックなコメディ映画のように思えるが、内容はそんな生やさしいものではなく、血みどろのなかでピュアな愛を貫く一瞬の清らかな魂のふれあいを描いた傑作!

■6位:息もできない
記事「息もできない」を参照。
不幸な家庭環境を共有するチンピラと女子高生の愛の形を描いて大絶賛だった韓国作品。韓国映画の真骨頂というべき題材とレベルの高い演技、苛烈な暴力描写、イビツで純粋な想い…。すべての点で衝撃的作品。

■7位:トイ・ストーリー3
ピクサー社がディズニーに買収され子会社になるという動きの中で、脚本などが練り直され3D作品として公開された本作。興行成績がアニメ部門世界1位になるなど世界中で大ヒットした。日本アニメが精神世界の複雑さを増していく中で、実にストレートにアニメの楽しさを堪能させてくれる。実写より圧倒的に美しい3D映像も好印象。

■8位:ヒーローショー
井筒監督とお笑い芸人のコラボというと岸和田少年愚連隊という傑作を思い出すが、今回はジャルジャルを起用し、暴力の連鎖を圧倒的なリアリティーで描く。思いのほかジャルジャルがハマり役で、井筒監督の人選の確かさに驚かされる。途中から風合いが変わり結末が見えないなかで進行する部分がちょっと苦しいが、ひさびさの傑作と評価してよいと思う。単純にすごく面白い!

■9位:エクスペンダブルズ
シルヴェスター・スタローン監督のもと、スタローンと同時期に活躍したマッスル俳優が一同に会し、忘れ去られ場合によっては失笑の対象となっている80年代アクション映画の凄さと面白さをスクリーンに叩きつけた怪作。王道のアメリカンアクション映画好きにとっては非常に面白い作品だが、ベスト10に入っているのは映画秘宝らしいところ。タイトルが「消耗品」というのもヒネリが効いている。

■10位:冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
香港映画で舞台がマカオというだけで100点あげたくなるわけだが、それを差し引いても十分に評価できる作品。相変わらず銃の打ち方や殴り方に味があって、男のかっこ良さが画面いっぱいに漂うジョニー・トー監督の作家性の高い香港ノワールは健在だ。ムダを省いた映像の美しさと復讐というキーワードだけで突っ走るストーリの筋力に圧倒される。

日本では今年の映画という印象のキック・アスだが見事1位を獲得。文句なし! ヒーローショー、エクスペンタブルズあたりは媒体の特徴が出ている。


【映画秘宝2010年映画ワースト10】
(HIHOが選ぶ2010年映画トホホ10!「HIHOはくさいアワード」)

■1位:SPACE BATTLESHIP ヤマト
■2位:アリス・イン・ワンダーランド
■3位:座頭市 THE LAST
■4位:パラノーマル・アクティビティ
■5位:エア・ベンダー
■6位:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
■7位:BECK
■7位:プレデターズ
■9位:ラブリーボーン
■10位:エルム街の悪夢

ワースト映画堂々の1位は『SPACE BATTLESHIP ヤマト』! 世間では「キムタクのキムタク演技はおいといて、なかなか面白かった」とか「いうほどキムタクも悪くなかったよ、そこそこ面白い」などという人もちらほらいるのだが、そもそも主演俳優に条件付けて作品全体を評してる時点でアウトですから。ヤマトのような歴史もあり、リメイクするならそれ相応の意味付けが必要なコンテンツに対して、キャスティングだけが先走りする作品などわざわざ見せていただかなくても結構なのである。

しかし今年も『あしたのジョー』という不朽の名作がレイプされるのだな…。まあこういうのは特定のファンのための定番商品と割りきって華麗にスルーすればいいのだろう。ジャニーズやAKBやハロプロなどが舞台でどんな作品を演ろうが、普通の人には何の関係もないし話題になることすら無いわけだから、それと同じようなものと考えておくのが健康上よろしい。

以下、『アリス』『座頭市』『BECK』はホントひどい。期待値という意味ではアリスのひどさは犯罪的ですらあった。『踊る〜』はさすがに拡大再生産の手法が飽きられたか。織田裕二の青島も空回りで作品の寿命を感じた。『パラノーマル・アクティビティ』は無意味で空疎な作品で宣伝の上手さだけが際立っていたが、ホラーというジャンルに新しい手法を確立したという意味で、個人的には大いに評価している。ネタバレしてから批判のロジックを組み立てるのはズルいし「誰でも思いつく」なんて批判は愚かしいだけ。『ラブリーボーン』は面白そうだったんだけど、とてつもなく退屈で”寝ずにはいられない『ライラの冒険』的”につまらない作品だった。

ついでに映画芸術のベストワーストも発表になったのでご紹介。こちらは邦画のみのランキングとなっている。

【映画芸術2010映画ベスト10】

1位:ヘヴンズ ストーリー
2位:堀川中立売
3位:これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行
3位:パートナーズ
5位:イエローキッド
6位:川の底からこんにちは
6位:さんかく
8位:十三人の刺客
9位:海炭市叙景
9位:時をかける少女
10位:ボーイズ・オン・ザ・ラン

【映画芸術2010映画ワースト10】

1位:告白
2位:キャタピラー
3位:おとうと
4位:インシテミル 7日間のデス・ゲーム
5位:東京島
5位:座頭市 THE LAST
7位:シュアリー・サムデイ
8位:SPACE BATTLESHIP ヤマト
9位:踊る大捜査線THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
9位:ソラニン

『告白』がワースト1位は分かりやすい。”こんなもの映画じゃない”ということなのだろう。しかし、そういう批評そのものがモノづくりにそぐわないことも事実。中島監督のアプローチは一貫していて、だからこそこういう作風があってもいいいと思うし、作品そのものはとても面白かったと思う。『座頭市』や『シュアリー・サムデイ』のような映画の体をなしていない作品を抑えてのワースト1位とは意図的な悪意すら感じるが、主演の寺島しのぶが銀熊賞を受賞した若松孝二監督の『キャタピラー』が2位なのだから、これはこれでひとつの見識か。

『ソラニン』はモラトリアムで自己中な若者たちの耐え難いマスターベーションを延々と見せられる、受け手によっては最悪の映画の一つだが、個人的には泣けた。若さ故の勘違いってこんなもんだし、こういう勘違いは若さの特権だし、リアリティーも十分あった。高良健吾の雰囲気演技が最悪にダメなのだがそのダメさがまたリアル。宮崎あおいのドハマリ感も見事。

邦画に関してもほとんど鑑賞済みなのだが執筆するモチベーションを保つのが大変なので、そのうちぼちぼちリポートしていくつもり。

あー
テーマ:映画館で観た映画


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック