バトルシップ(Battleship)
ユニバーサル映画100周年記念作品!と銘打って、これほど脳天気な作品を全世界に向けてリリースするんだから、やはりアメリカはどえらい国だ。
この手の映画を一言で”おバカ映画”と評するが、そんじょそこらの”おバカ”じゃない。というか全然おバカじゃない。作り手が見せたい部分以外を豪快に(テキトウに)端折ったために一見おバカに見えるだけ(いやまあ、そこが十分におバカなんだけどさ)。しかしお話があまりにもスッカラカンすぎて逆に面白くなってるのがさらにスゴい。
バトルシップとはっきり題名に付いているんだから、これは別に主人公が戦いを通じて成長する姿とか、地球にやってきた宇宙人がどのような目的を持っているのか、とかそういうことはどうでもよくて、「戦艦が戦うところを現代の技術で最高にすげー映像で作りたい、そして観せたい!」というモチベーション以外に、本作に目的はないのである。
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』も「市街戦をロサンゼルスでやったら面白いじゃん!」というだけの作品だったが、この手の映画はケレン味もあり楽しむ術が一本道でシンプルなので、映画館で観るには最適だ。
戦闘シーン、メカの描写など、映像は凄まじいレベル。とりあえずこれ観るだけで金払った価値アリ。登場人物はおしなべてステレオタイプだが浅野忠信は奇妙な人物像(意図したものなのかどうか?)を熱く演じ個性を発揮している。娘大好き提督がリーアム・ニーソンなのも笑いどころか。
さて、話すほどのストーリーもないのだが、宇宙人があまりにかわいそうなので、宇宙人側の視点で軽くまとめてみる。
地球側が地球っぽい星を見つけた!とかいってあいさつしてきた
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あいさつされたので急遽地球に行ってみることにする
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地球到着寸前に通信船が事故って香港に墜落、ちょっ、やばくね?
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とりあえず海に着水してみたら地球の大攻撃部隊に囲まれた、なんで?
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地球の船があいさつしてきたから超音波で返したら大惨事に(汗)
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うわっ、ガンガン攻撃してきた!!!とりあえず最小限の反撃しる!
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ゲーム感覚でこっちの攻撃を読んでる、あーやられた・・・
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なんだよ〜、そっちからあいさつしてきたくせに、もう帰りたい(涙)
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通信船ないしどうしよう、よし、あの山の上の電波塔から連絡するぞ!
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わー、帰りたいだけなのに、電波塔も爆破された、もう帰れないじゃん
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なんなんだよ地球人、なんであいさつなんかしてきたんだよ(涙)
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おれたち全滅・・・・・・
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地球人「ヘイ!おれは結婚するぜ」←仲間「おまえ最高!!!!!」
まあ、裏設定ではいろいろと宇宙人にも思惑があるらしいが、とりあえず映画を観ただけだと、こういう話になる。宇宙人、気の毒。
<Raiting>
とにかくドでかいスクリーンでド迫力の映像を堪能するだけで満足なので、細かいことは気にしないで映画館にいくべし!
<Trailer>
あー
テーマ:映画館で観た映画
バトルシップ@ぴあ映画生活
- 2012.04.25 Wednesday
- 映画
- 00:05
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